近所のお寺さん |
★キネシオロジーへと続く道1
そもそも私が大学を出てから文化服装学院へ行ったのは、
「専門職」につくためです。
なぜ専門職なのかというと、大学時代に行った卒業生調査で、
卒業3年後経過した人たちの半分は最初の職場をやめていると知ったから。
3年でやめるような仕事につくわけにはいかないと、
大学時代から考えるようになりました。
もう既にバブルは崩壊していましたが、
それ以前から女子大学生の就職率は悪かったので、
就職先がないほどではなく、同級生たちは銀行や証券会社、保険会社に入っていきました。
私は、彼女たちがどうして金融関係に行くのかさっぱりわからなかったのですが、
後で知ったのは、金融機関のお給料がよいから、というのが主な理由なようで、
決してお金を数えたり、世界経済や金融工学について興味があるわけでもなかったようです。
文化服装学院は3年間あります。
そのあいだ、大学の同級生たちはそれなりのお給料をもらって、
中には、イギリス出張でバーバリーのコートを買ってくるもの、
フランス出張でヴィトンのバッグを買ってくるものなどいました。
私はといえば、貯金のすべてを使って文化服装学院の授業料としたので、
同級生たちのようなお金使いはできず、
かといって、それに憧れるでもなく、
まずは課題の服を作るための材料費にお金を使うのが一番であり、
春休みや夏休みなど、長い休みの期間はせっせとアパレル企業のアルバイトへ通っていました。
アパレルのバイトは専門知識がないとできないものばかりであり、
当時の時給はどこも1000円だったと記憶しています。
春休み、毎日バイトをしたら、20万円以上にはなりました。
それを年間を通じた教材費に当てていました。
また残ったお金はもっぱら、映画、芝居、コンテンポラリーダンス、ライブ、
美術展や写真展を見るために使いました。
このお金の使い方に関しては、ほんとうによかったと今でも思います。
というのは、1980年代、90年代の日本は、
世界のトップクラスの文化やアートが集まる地であり、
学生でも十分払えるチケット代で、ありとあらゆるものが見られたからです。
今、同じように好きなものを大量に見ることはできません。
それほど集まっていないこと、またチケット代もだいぶ高額になったため、
気軽に行けるものではなくなったからです。
当時は、世界の最先端のコンテンポラリーダンスのカンパニーが日本にやってきていて、
特にピナ・バウシュがお気に入りだったので、
いちばん安い席を買って、毎回見に行ったものです。
「わかりやすい」などという言葉が全くもって誉め言葉ではなかった時代、
本当のものに触れられることができたこと、
しかも若い時代にそれができたことは、
今の日本を鑑みても、僥倖であったと言わざるを得ません。
私は仲が良かった大学時代の友達と、
表参道のスパイラルでよく待ち合わせをしました。
シャンタルトーマスのスーツで現れた彼女と並んで
信号が変わるのを待ちつつ表参道の交差点を見上げてみれば、
大きな資生堂のキャンペーンポスターの日本の女性が笑顔で輝いていました。
あのころは、これが世界で一番だということも、
いちばんになった後は転がり落ちていくということも
二人とも考えもしませんでした。
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