キャリアがままならない

 

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  ★キネシオロジーへと続く道8

さて、90年代当時、多くのアパレル企業は土曜日も仕事で、
土日が休みという会社は、聞いたことがありませんでした。
そのことを高校時代の友達に聞いてみたら、
「2000年までには全企業が週休2日になるから大丈夫!」という答えでした。
何を読んでそう思ったのでしょうか。
後にわかることですが、2000年になったところで企業全体が週休2日になることなど、ありませんでした。

休日が激減してしまったこと、平日は夜21時過ぎまで会社にいたため、
大学時代の友達と会う回数も次第に減っていきました。

しかし私が文化服装学院に3年間いっている間に、
クラブの友達のうち1人は外資系企業に転職、
もう一人は、大企業に勤めながらせっせと同人誌を作っては売り、
もう一人は、お見合いを繰り返しており、
今後も同じ企業に勤めそうな人は一人だけでした。
結局、新卒で大企業に入ったところでキャリアが安泰するわけではない
ということに、皆が気づき始めていました。

では、専門職についた私はどうでしょうか。
専門職だったらキャリアは安泰でしょうか。
そんなわけでは全然ない、ということがこの後、明らかになりました。

私が勤めているブランドのアトリエは、
チーフデザイナーとニットデザイナー、生産管理、
その他、デザインの細部を決めたり、パターンを作ったりする、
デザイナー兼パタンナーの私と、1年上の先輩の二人となりました。
ちなみに、いわゆるデザイナーの名前で売っているブランドは、
洋服のデザイナーは一人が基本です。
大きい会社だと、その下にニットデザイナー、小物デザイナーがいるところもあります。
ですから、パリコレクションに出ている日本の有名デザイナーのもとで働きたかったら、パターンが得意でないと入社できません。

これは最近知ったことですが、このやり方は日本独特とのことで、
海外では、デザイナーとパターンナーは完全に分業。
ただ、日本デザイナーが活躍した90年代以降、
日本のこのやり方ができるデザイナー兼パターンナー(3Dデザイナーと言います)を探す、海外のメゾンが多くあったというのは、ついこの前知った話です。
学校を卒業した後、日本流の技術を習得できていれば、
パリやロンドン、ミラノが拠点のブランドで引く手あまただったのです。

しかしそれも、「日本流の技術を習得できていれば」の話。
そのためにはある程度の年数をかけて修行しなければなりません。

そんなあり得る未来のことなど知る由もありませんでしたが、
私は専門職としてどこでも通用するほどの技術をつけたいと考えていました。
そのためには、当時、日本で二番手に位置するブランドにいることは
決して悪くはないと考えました。

少ない人数でなんとか数シーズン回し、
次のコレクションはというころ、
仲良くしていた出入りの生地屋さんから思ってもいない言葉を聞きました。
「小林さん、このブランド、もうそろそろなくなるらしいよ」


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