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★キネシオロジーへと続く道5
さて、私が最初に勤めた、東京コレクション参加ブランドのチーフデザイナー、
今で言うところのクリエイティブディレクターは、
フランスで著名なデザイナーの元で働いたことがあるという30代半ばの男性でした。
今でこそ、30代など若い感じますが、
学校を出たばかりの20代にとっては、30代半ばでも十分に大人。
バブルの残り火がくすぶる東京の表参道付近に
3階建てのビルを構え、ブランドを運営していました。
とはいっても、この会社は地方の小売店の所有であり、
このデザイナーはオーナーではありません。
オーナーではないため、売上には無頓着。
毎回2000万円はかかると言われているショーをして、
自分は下北沢に家賃40万円のマンションとBMWを会社から貸与され、
出勤時間はお昼ちょっと前という、今では考えられないほどのいいご身分。
日本各地のデパートへ出店もしていましたが、実際、大した売上はなかったようです。
しかしそんな彼のやり方は、まさにフレンチスタイル。
仕事の仕方も、ランチの時間もです。
気ままにデザイン画を描いて、好きなときに休みます。
それでもフィッティングモデルとして外国人モデルを呼ぶほどのこだわりよう。
だけれども、実力がいかほどのものだったのかは、私も定かではありません。
どんな人物に向けて作った服なのか、さっぱりわからず、
私も、さして着たいような服ではありません。
1点だけそのブランドの服を買いましたが、1度か2度しか着ませんでした。
考えたら、下の者がそのブランドの服を着ないなんて、
たいそうプライドが削られたことでしょう。
私が困ったのは、だらだらした労働時間と、
ランチの時間です。
デザイナーの号令で、アトリエのスタッフ全員、
連れだって、表参道の街をランチを食べる場所を探して彷徨い歩きます。
90年代で、ランチの値段は大体1,000円ほど。
ランチが終わると、こんどはコーヒーを飲むために別のカフェを探します。
1日のお昼代が1500円です。1ヵ月で3万円ちょっとがランチ代です。
お給料をたくさんもらっているチーフデザイナーはそれでもいいでしょうけれども、
入ったばかりの私と、そして一つ上の先輩はたまったものではありません。
もちろん、小原会館の地下にあった「ふ~みん」という中華のお店はおいしかったと記憶しています。
おいしい。けれども、毎日ランチにこんなにお金をかけていては、
自由に使えるお金が減るばかりです。
そしてこの、お金全体に関する無頓着ぶりが、後になって問題となります。
本人が知らない間に、話は進んでいたようです。
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キネシオロジーのセッティングもしますので、ミニセッションと同じです。
是非ご参加ください。
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